止まっているようで、落ち着かない感覚
2月になると、
特別な出来事があったわけでもないのに、
なぜか落ち着かない感覚を抱く人がいるようです。
やる気があるわけでもない。
でも、完全に止まっている感じでもない。
外から見れば、日常はいつもと変わらず続いているのに、
自分の内側だけが、少しだけ騒がしい。
「何かしなきゃいけない気がする」
「でも、何をしたらいいのかわからない」
そんな思いが、
はっきりした言葉にならないまま、
胸の奥に漂っていることもあります。
周りを見ると、
春に向けて動き出している人がいるように見えたり、
年度の切り替わりを意識して、
先の計画を立てている人の声が耳に入ってきたりします。
その中で、
自分だけが取り残されているような感覚になることも、
2月には少なくないのかもしれません。
何も進んでいないように感じる。
成果が出ていないように見える。
気持ちも、どこか重たい。
けれど、
その状態は、
あなたの怠けや失敗の結果とは限らないようにも感じられます。
もしかするとそれは、
外からは見えないところで、
何かが静かに動いている途中なのかもしれません。
動いていないのではなく、表に出ていないだけかもしれない
一般的には、
「動いていない状態」は、
停滞や後退として捉えられることが多いようです。
行動していない。
結果が出ていない。
変化が見えない。
そうした状況が続くと、
「何か足りないのではないか」
「努力が不足しているのではないか」
そんな視線が、
自分自身に向いていきます。
けれど、
別の見方もあるように思います。
たとえば、
冬の川を思い浮かべてみると、
表面は静かで、
ときには凍っているように見えることもあります。
けれど、
その下では、
水は止まらずに流れ続けています。
音も立てず、
目立つ動きもなく、
ただ、
本来の循環を続けている。
レイキの視点で見ると、
人の内側も、
それに似た状態になることがあるようです。
外側の行動や感情が、
一時的に静まっているとき。
目に見える変化が起きていないとき。
その裏で、
エネルギーは、
次の流れに向けて、
配置を変えたり、
通り道を整えたりしている。
それは、
「進んでいない」のではなく、
「表に出ていない」だけ、
という状態なのかもしれません。
2月という時期は、
まさに、
そうした水面下の循環が起きやすい時間帯のようにも感じられます。
寒さが残り、
身体も心も、
外へ大きく動き出すには、
まだ少し早い。
だからこそ、
内側だけが先に反応し、
言葉にならない違和感や、
落ち着かなさとして、
感じられることがあるのかもしれません。
見えないところで起きている、静かな循環
内側だけが先に動き出しているとき、
人は、その変化をうまく捉えられないことがあります。
何かが変わったはずなのに、
それが「前進」なのかどうかはわからない。
むしろ、
前よりも不安定になったように感じることさえあります。
以前なら気にならなかったことが、
少し引っかかる。
今まで当たり前にできていたことに、
違和感を覚える。
そのたびに、
「自分は後退しているのではないか」
そんな疑いが浮かぶこともあるかもしれません。
けれど、
内側の動きというのは、
必ずしも心地よい形で現れるとは限らないようです。
むしろ、
これまで見ないふりをしていた感覚や、
通り過ぎてきた疲れが、
ようやく表に浮かび上がってくることもあります。
それは、
壊れているからではなく、
触れられる状態になった、
という見方もできそうです。
焦りが出てくるのも、
無理はないことのように思えます。
周囲は動いているように見える。
時間は確実に進んでいる。
その中で、
自分だけが足踏みしている感覚になると、
何か行動を起こさなければ、
という思いが強くなる。
でも、
その焦り自体が、
今の内側の状態を教えてくれていることもあります。
本当に動き出す準備が整っているとき、
人は、
それほど強い焦りを感じないこともあるようです。
焦りがあるということは、
まだ、
外に出るよりも、
内側にとどまっていたほうが自然な流れなのかもしれません。
水面下で起きている循環は、
完成するまで、
自分自身にも見えないことがあります。
何が整っているのか。
どこが変わろうとしているのか。
それを言葉にしようとすると、
かえって遠ざかってしまう。
そんな時期も、
確かに存在しているようです。
今は、形にしなくていい時間
2月の静けさの中で、
もし、
自分の内側だけが先に動いているように感じたら。
それを、
急いで形にしなくても、
意味づけしなくても、
いいのかもしれません。
今は、
外に示すための時間ではなく、
内側が、自分の速度で整っている途中なのだと、
感じる人もいるようです。
何も決めなくていい。
何かを始めなくてもいい。
ただ、
そのままの呼吸で、
この季節を通り過ぎていく。そんな時間があっても、
流れは、
静かに続いているのだと思います。

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