久しぶりの人と会い、楽しく話して帰ってきたはずなのに、家の扉を閉めた途端、どっと疲れが出る。
そんな日はありませんか。
嫌なことを言われたわけでもない。むしろ、よい時間だった。それでも、一人になると何もしたくなくなることがあります。
その疲れを感じたからといって、相手を好きではなかったということにはなりません。人と関わる時間には、楽しさとともに、気を配る場面もあるものです。
今日は、外へ向いていた意識を、自分の暮らしへ戻す時間についてお話しします。
相手のことを考え続けている自分に気づく
会話の間、私たちは相手の話を聞き、言葉を選び、表情や声の調子にも目を向けています。
帰宅してからも、「あの言い方は大丈夫だったかな」「もっと話を聞けばよかったかな」と、会話が頭の中で続くことがあるでしょう。
振り返ること自体が悪いわけではありません。ただ、疲れている時には、答えの出ない確認を繰り返してしまうこともあります。
まずは、「まだ相手のことを考えているんだな」と気づいてみます。
そのうえで、靴を脱いだ足の感覚、部屋の温度、喉の渇きなど、今ここで確かめられることへ意識を向けてみてください。
自分へ戻るとは、誰かを心から追い出すことではなく、後回しになっていた自分にも注意を向けることなのだと思います。
帰宅後すぐに、次の役割を始めなくてもいい
家へ帰ると、家事や連絡への返信など、次にすることが目に入ります。
けれど、できる範囲で、その前に小さな区切りをつくってみましょう。
着替える。水や温かい飲み物を飲む。椅子に座る。
ほんの数分でも、今は会話をしなくてよい時間だと、自分に知らせてあげます。
スマートフォンを開くと、また誰かの言葉が入ってきます。返信が急ぎでなければ、少し後にしてもよいでしょう。
静けさが落ち着かない日は、無理に無音にせず、好きな小さな音を選んでもかまいません。
セルフレイキを、自分を気遣うひとときに
セルフレイキを習っている方は、楽な姿勢で、学んだ方法に沿って手を当ててみてください。
腕が疲れないよう、クッションなどで支えをつくると、ゆっくり過ごしやすくなります。
この時、会話の反省を終わらせようと頑張る必要はありません。考えが浮かんできたら、それに気づき、また手の感触や座っている身体へ注意を戻してみます。
何も考えないことを目標にしなくて大丈夫です。
「今日は気を張っていたね」「まずは少し休もう」。そんな言葉を、自分にかけながら過ごしてみてはいかがでしょうか。
レイキを学んでいない方は、手を楽な場所へ置き、静かに座って休むだけでもかまいません。
疲れの理由を、一つに決めつけずに
人と会った後の疲れを、「相手のエネルギーを受けたから」と感じる方もいるでしょう。
ただ、それだけを原因と決めず、移動の長さ、会場の音、睡眠、食事などにも目を向けてみてください。
次は滞在時間を短くする。帰宅後に予定を入れない。静かな店で会う。
具体的な工夫が、自分に合う関わり方を見つける助けになります。
人を大切にした一日の終わりには、自分を大切にする時間も。
楽しかった気持ちと疲れた身体の両方を、そのまま受け止めて、今夜はゆっくり過ごしていただけたらと思います。

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